山種美術館

友人が貸してくれた宮尾登美子の「序の舞」を読み終えた。美人画で名を馳せ、女性として初めて文化勲章を受章した上村松園の一生を描いた小説。

丁度山種美術館上村松園と息子の上村松篁の展覧会をしていたので、観てきた。

彼女の美人画は凛として揺るぎない線、綺麗な彩色で描かれている。髪型や着物の柄、手の表情、首の傾げ方など、ため息が出るほど美しい。

松篁は花鳥画に進んで、家に1000羽を越える鳥を飼って、日々観察していたとか。

2人の他に同時代、明治、大正、昭和時代の画家の優品を展示されていて、楽しめた。

他の作家の中では小倉遊亀の作品が好きだ。

山種美術館には久しぶりに出かけたけど、行きは恵比寿から、帰りは渋谷駅まで歩いた。渋谷駅周辺、再開発というか、ビルが次々に建て替えられて、さっぱり異邦人状態。案内板が読めるから東横線の改札までたどり着けたけど、外国人だったら、多分

I am completely lost.状態だね。

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唯一、この作品だけ写真撮影可だった。