昨日、美術展のはしごをした。
先ずは、日本橋高島屋で開催中の「刺繍絵画の世界展」。
明治、大正時代の美術工芸品として製作された刺繍絵画。
ライオンや孔雀などの毛や羽毛が本当にリアルに表現されていて、本当のライオンや孔雀がいるみたい。風景画もあって、本職の絵描きが描いた下絵に一針一針刺して絵に仕上げるって、半端ない根気。畳2畳くらいの大きさの壁掛けは6人の職人が6年掛って作り上げたとか。超絶技巧の世界。芸術的にも勿論優れていて、見ていてため息が出る。
二つ目は国立西洋美術館。リニューアルオープン記念でドイツはエッセンにあるフォルクヴァング美術館とのコラボ展。
会期が2週間を切っていたせいか、観客はめちゃ混みではないけれど、一つの作品に5~6人が集まっていた。西洋美術館のは松方コレクションの作品も多くて、印象派を中心にしていて、観るのに変に疲れず、素直に観られる絵画が多かった。撮影可の作品も多くてつい、パチリとしてしまう。下の写真の絵はゴッホの「刈り入れ」、フォルクヴァング美術館からの出展、日本初来日とか。
一週間前に西洋美術館向かいの文化会館で演奏会に出演したけど、リハーサルから本番まで時間があったので、この展覧会を見ようかなと思ったけど、日を改めて良かった。やはり、じっくり観られて良かったよ。それにしても松方さん、貴方は偉い。大衆(私も)の好みに合った作品をこれだけ、蒐集してくれて。本当に感謝ですよ。
全く異なったジャンルの二つの美術展、疲れたけど面白かった。