寂しい春の初め

前回のブログから早1ヵ月経ってしまった。

今年の2月は夫ともども体調を崩して(大したことはなく、風邪なのだけど)完全復活するのに3週間近く掛かった。

お互いに歳を重ねてるから仕方がないのかもだけど、特に寒さに堪える感じがする。

身体的にダウンしがちな所に、今日、50年近く付き合いのあった同じマンションのママ友の葬儀だった。闘病1年4ヵ月でついに力尽きて、2月28日に亡くなった。

一番親しかった、特に子供が中学生になるくらいまでは、お互いの家を行き来して、お茶やお昼を共にしたりしてた友人だった。また、懐石料理の会はバイトの公文などでも一緒だったのだ。

昔で言えば歳に不足はないのかもしれないけれど、今時では後10年くらいは元気に過ごせるはず。私のマンションの部屋から、彼女の部屋のベランダが見える。鉢植えの世話をしたり、洗濯物を干したりする彼女の姿はもう永久に見られないと思うと、なんだか寂しいというか、切なくなる。

最後の半年は緩和ケアに入っておられたけど、痛みもなく、穏やかに過ごしてたそう。頭脳明晰、運動万能、手先器用、物事をはっきり言える人だった。ご主人が最後の挨拶で涙ながらに、これから自分の1日はとても長く感じる事になると思う、今までの思い出を整理しながら過ごしたいと仰ってた。

通夜や葬儀で同じマンションに住んでいたが今は引っ越された友人も来て、久しぶりの再会が出来た。やはり故人にまつわる思い出話に花が咲いた。お互いに身体だけは気を付けようねという結論。

なんだか寂しい春の初めになったが、彼女の分も春を楽しんで行こうと思う。