街の電気屋は便利屋に非ず

先日、街の電気屋さんが換気扇の事で来てくれた時、いろいろと話をしていて、商圏が広くなりすぎて忙しいと言っていた。街の電気屋さんも以前にはもう少し他の電気屋さんもあったのが、大型店に客を奪われたり、後継者がいなかったりで閉店をしていったそうだ。それで、一軒の電気屋のテリトリーは本来は半径200メートルくらいでいいのが、めちゃくちゃ広がって、隣の区まで行く事もあるとか。街の電気屋さんに商品を頼むのはやはり高齢者が多いらしい。そりゃそうだわ。気軽に話せて、調子が悪くなったら電話一本で見に来てくれるんだから。でも、ここはマンション街だから、結構いい商売になってると思うよ。

その時にも、電気製品に全く関係ない台所の戸棚の扉の蝶番が一つ外れて直せないのよ、としゃべった。夫は不器用で大工仕事は無理だし、別に電気屋さんに直してもらうつもりは全くなかったのだけど、彼がちょっと見せてください、というから見てもらった。はーん、ここのネジが外れてるんだ、とちょちょいのちょいと直してくれた。勿論、扉を私が持って支えたけど。助かった。

本当はもう一か所扉の調子が悪いところがあったのだが、そこは私が彼の直すのを見てやり方が分かったので、今日トライした。上手く行ったわ。落ち着いて考えれば、ネジ一本の話なんだけどね。なんだか、大仕事した感じ。達成感あり。よしよしと自己満足な事だった。

自戒ですよ。電気屋さんは電気製品の事で来てもらうのは良いけれど、便利屋さんのような使い方をしてはいけませんね。ただ、彼が親切で助かった。