金婚旅行

17日から19日まで二泊三日で山陰に出かけた。

19日が結婚記念日、結婚したのが50年前、てことで今年金婚を迎えた。

まだコロナは感染の危険はあるけれど、2020年の緊張感がなくなりつつあるのは確か。世の中、ウイズコロナの流れになってきたように思う。

ツアーではなくて個人旅行で行った。一日目に安来の足立美術館、二日目に松江観光、三日目に出雲大社へとのおおまかなプランを立てた。

印象に残った事を書くと

 

一日目に行きたかった安来の足立美術館に行けた事。ここの庭園、評判通りの半端ない美しさだった。緊張感があるね。美しすぎて、なんだかちょっと疲れる感じがしないでもない。館内の絵画、大観も栖鳳も素晴らしく満足できた。

 

松江の駅近くのホテルに連泊したのだが、個人旅行で困る事は食べる所を探す事。ホテルの人に聞いたお寿司屋さん(一回はお寿司を食べようと思っていたので)に夜道をぶらぶらと出かけた。カウンターに座って、どれを握って、なんて慣れないことはしないで特上握りを、と言ったら、順番に出してくれた。美味しかったよ。飲めないからすぐに食べ終わって、店を出ようとすると、おやじさんが旦那さんハンサムだね、よくもてるだろう、なんて事を言ってた。まんざらでもない顔をする我が夫。こんな事言われたのが初めてなので、こっちが照れたよ。

 

二日目松江城に行った。現存の木造のお城で国宝。割と城好き。城内に入ったら天守閣に登る。この階段が急角度で段差がある。一階上がっただけで左膝がおかしいなと思ったが、そのまま天守閣に上がった。天守閣からの眺めを満喫して下りたが階段を下りるのにも膝に来るのね。平坦な道を歩くのにはそれほど痛くないのだけど、階段が堪える。トホホ

それでも、市内を歩き回って、小泉八雲の記念館や武家屋敷を見て回った。小泉八雲の記念館が良かった。ここのキュレーターさん、すごくラフカディオ・ハーンの事を調べまくったのだろうね。充実してると思った。松江には大学生の時に友人とカニ族で訪れた事があるのだが、その時はこの記念館の隣にある旧居しかなかった。

後、お城を中心にした堀川めぐりの舟に乗ったが、靴を脱いで床に座っている状態。橋げたの低い所を4か所通過するので、その時には頭をぐっと前に下げるというか、身体を二つ折りの状態に。その練習を出発する前にさせられた。

 

三日目出雲大社に行くのにJRでなくて宍道湖の北側を通る一畑電車に乗った。これ大正解。宍道湖が美しい。たくさんの野鳥が湖にいた。ローカル色豊かな一畑電車に乗れてこれも、楽しかったよ。

 

 

出雲大社で50年の縁に感謝してお参りしてきた。50年の間にはいろいろとあったけど、元気で金婚を迎えられたことには感謝だね。

 

全体的な感想としては、今の松江は近代都市。鉄筋の建物に綺麗な駅舎にはスタバやゴディバ、外国製品を売るスーパーが入ってる。3~5分おきに電車やバスは来ないけど、山陰には山陰の時間が流れている。伯備線の沿線や宍道湖、松江郊外の風景は日本の原風景なんだろうな。すごく懐かしく癒される感じを受けた。まったり、ゆったり。

普段行かない土地はいろんな発見があって楽しい。膝が治ったら、また何処かに出かけたい。旅するには自分の足で歩けるのが一番だから。

後、旅行割が使えた上にホテルで島根県のクーポンと飲食用のクーポンを合計1万4千円分を貰えた。時期が良かったのかな。島根県よ、ありがとう。

 

 

追録

帰宅して翌日息子たちから金婚のお祝いが届いた。7月に大阪の長男宅に行った時に撮った皆が写った写真をプリントした図書券をたくさん。思いもかけなかったので、びっくり。感謝感激!!嬉しかった。